2022年6月15日(水):今年は絶対、24時間テレビを最後まで見るぞって決意表明

自らが代替可能であり、実質的に存在価値を持たないという事実以上の空虚さなどあり得ない。

しかし、能力的な側面だけ見れば、大抵の人間は代替可能な、ありふれた歯車でしかない。(そうでなければ社会など存在し得ない。)

故に、人は様々な手段で自らに特殊性を付与する。

私はこのグループのバランサーである。私はこの事柄について詳しい。私は老害よりも賢い。私は社会の真の姿を知っている。

他人事ならば、そのあまりの下らなさと切実さは笑事でしかないのだが、結局、それを嘲る様も、自らを特殊化しようとする愚行に過ぎない。

実のところ、この空虚さの解決方法は大昔に発見されている。即ち、家族を持てばよい。夫も、妻も、子も、孫も、自らを特殊な存在と見做す。そして、それは公正な視点から見て、自然なものである。

愛が地球を救うかは分からないが、間違いなく人を救う力はある。だからこそ、今の今まで愛は敬意を持って扱われ、飽きるぐらいにその価値が繰り返されるのだ。