2021年12月13日(月):統率者戦アレコレ

以下、この前、統率者戦やって(めちゃくちゃ楽しかった🥴)、その後に思ったこと。

 

 

強さ比べをしたい場合、使うべき道具の良し悪しは自明の理だ。竹槍より戦車の方が強いし、戦車よりメカゴジラの方が強い。よって、メカゴジラを使うべきだ。

 

つまり、現在のランクマッチでイゼット天啓を使わないことは明確に間違っている。何故なら、イゼット天啓こそ、最良の道具だからだ。

 

ランクマッチをする目的は勝つことであるため、好きなデッキも、魅力的なカードも、一切の価値をもたない。メカゴジラにそんなものは通用しない。

 

ランクマッチをする以上、勝率を上げる助けにならないものは、劣った選択肢であり、最適化されていない答えでしかない。

 

言ってしまえば、イゼット天啓を使わないのならば、ランクマッチをしない方がいい。ベストを尽くさないのなら、取り組むべきではない。

 

これ等を踏まえ、統率者戦について今一度考えたところ、パワーレベルとは、つまり、どう楽しみたいかって話なんじゃないかと思った。

 

“楽しみたい”場合、道具の良し悪しに、明確な基準は存在しない。滑り台とトランポリンのどちらが優れているかという問いをイメージすれば、分かりやすいと思う。


例えば、オラクルコンボにどう対処し、あるいはオラクルコンボをどう通すかの駆け引きが楽しい人がいるとしよう。


その場合、最強の道具こそ、最良の道具である。


しかし、触れられざる者フェイジを何とかして場に出すようなゲームをしたい人に、オラクルコンボの方が優れていると説くことの愚かさは、言うまでもない。


触れられざる者フェイジは、100回やってもオラクルコンボに勝てないだろうが、だからといって、別にオラクルコンボに劣っているわけではない。


そして、当たり前だが、触れられざる者フェイジが、オラクルコンボより優れているわけでもない。


ようは、どう楽しみたいかなのだ。


個人的な意見では、統率者戦は、必ずしも勝利のみを目指す場ではない。と言っても、殴って勝ちの状況で殴らないことを推奨するわけではない。


それは舐めプであって、ゲーム性を損なってしまう。(勝つ気がない奴とゲームして楽しいか?)


ただ、本当に、純粋に、勝ちを目指すのならば、例えばランドストップしている人がいるならば、後の脅威排除のため、タコ殴りにするのが正解だ。


しかし、俺は統率者戦では、ランドストップしている人は、なるべく殴らないようにしている。何故なら、それで勝っちゃうと、“楽しくない”から。


俺は皆が1回ぐらいは見せ場があるようなゲームが好きだし、最強必殺技で死ぬのは嫌いじゃない。


触れられざる者フェイジなんて、その究極で、フェイジを出そうとアレコレしてるの見たら、何をするのかワクワクする。事故っていたら、多少はプレッシャーをかけても、積極的にキルしに行こうとはしないはずだ。


もちろん、これはオラクルコンボの応酬を楽しみたい場合には当てはまらない理屈だろう。


ギリギリの駆け引きに情けを持ち込むのは無粋だ。ランドストップした人がいれば、そんなハンドをキープするなと説教しながら、介錯するのが正しい。


分かりやすい例として、オラクルコンボと、触れられざる者フェイジを出したが、パワーレベルってカードパワー云々より、こういった空気感だと思うのだ。


またもや極端な例だが、宝石の水蓮、マナクリプトを入っているなら、ジェネラルが勇丸でもパワーレベル7だなんておかしい。デュアランも、伝国の玉璽もないから、パワーレベル7のトラシオス+ティムナも言ってること変だ。


だから、やっぱり、何が入ってるかじゃなくて、どう楽しみたいのかこそが大事で、それを明確にすればミスマッチも起こらないと思う。

 


長くなったから、終わり。