2021年6月27日(日) : 五時間くらいカレー作ってた

俺は本当に自炊が嫌いな人間で、家に調理器具が包丁、まな板、鍋、フライパンの4つしかない。(菜箸すらないから一生揚げ物が出来ない😰)

嫌いな理由はシンプルに面倒くさいからだ。そもそも自炊はコスパ良い論はバグだと思う。パスタみたいな5分で作れるものならともかく、1000円安くするために1時間かけるなら、バイト1時間するのと変わらなくないか? (料理が好きな人からしたら楽しいのかもしれないが)

ただ、そうも言っていられない状況になってしまった。お医者様に魚中心の生活をしろと怒られてしまったのだ。

魚中心の生活をしろって言われても、デパートやコンビニで売ってる魚料理って、刺身、焼き魚、煮付けぐらいなので、近い将来飽きるに決まっている。

つまり、自炊するしかない。

ちょうど日曜だし、試しに何か作ろう。重い腰を上げて『魚料理 簡単』で調べていたところ、“シーフードカレー”という文字列を目にした。

『シーフードカレー』。最後に食べたのは何年前だろうか。全く思い出せない。どんな味だったかすら忘れてしまった。久々に食べてみたい。それにカレーなら得意料理だ。ルーの味が濃すぎるから、どれだけ失敗しようが美味い。

よし、シーフードカレーを作ろう!

そう決意し、デパートに買い物に出かける。

順調にルー、マッシュルーム、玉ねぎを買い物カゴに入れたところで問題に気がつく。シーフードミックスが売っていない。いや、たぶん売っているのだが、見つからない。

冷静に考えれば、店員さんに聞けば良いのだが、「探すのが面倒くさいから違うのでいいか」というアスペルガー症候群特有の意味不明な思考が発動し、何故かタラの切り身を買ってしまった。思えば、これが全ての間違いだった。

事件はカレーを作ってる時に起きた。

「なんかタラなくね?」

弱火で20分ぐらいしか煮込んでいないのに、タラが消えたのだ。は?バグ?

かなり混乱しながら、「タラ カレー」で検索するも、タラのカレー風味焼きが美味いことしか分からない。

ここで再び、アスペルガー症候群特有の意味不明な思考が発動する。「タラが溶けたなら、玉ねぎも溶けるまで煮込むか」。人生全てがノープラン。俺の人間性の象徴のような選択だった。タラが溶けたことと、玉ねぎを溶かすことには何の関係もない。

結果、適当に切った玉ねぎはなかなか溶けず、5時間ぐらい鍋の前でYouTubeを見ていた。馬鹿?

ちなみにこんな訳の分からない作り方をしても、カレーは普通に美味しかった。ありがとう、ハウス食品株式会社。ありがとう、こくまろカレーのルウ。

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終わり。(俺の人生が)